当クリニックの院長は、鳥取県下の地域密着型のクリニックではわずか数名しかいない 日本呼吸器学会 呼吸器専門医です。専門的な知識と経験を生かし、気管支喘息から、近年多くなりました肺気腫、COPDまで、診察いたします。喘息が治らずお困りの方、長年続く咳にお悩みの方、是非一度、当クリニックにご相談下さい。
喘息発作を起こすと、空気の通り道である気道が狭くなり、「ゼーゼー・ヒューヒュー」という喘鳴、呼吸困難、咳が生じます。喘息発作が落ち着き、症状がなくなっても、気道では慢性的な炎症が続いています。
喘息の治療は、発作時の治療(呼吸困難を和らげる治療)と、非発作時の治療(慢性気道炎症を抑える治療)に分けられます。薬物療法では、吸入ステロイド薬、吸入気管支拡張薬など、気道に直接作用する吸入薬がよく使用されます。これは内服薬より少ない量で効果が得られ、副作用も少ないからです。
喫煙が原因の8~9割を占め、喫煙者の約2割に発症することから「たばこ病」とも言われています。喫煙により肺機能が低下する病気で、代表的な症状は、階段の上り下りでの息切れ、繰り返す咳や痰です。長年かけてゆっくりと進行するため、初期には「年のせい」と考え、見過ごしがちです。しかし、喫煙を続けたり、治療をせずに放置したりすると、病気が進行してしまいます。
当クリニックでは、ガイドラインに沿って、重症度に応じた治療を行っております。
喫煙は「ニコチン依存症」という薬物依存症の一種です。たばこの煙には体に有害な化学物質が200種類以上含まれています。その中で、最も問題となるのがニコチンです。ニコチンは脳に興奮と抑制を起こし、心身に強い依存性をもたらします。具体的には、体からニコチンが切れると、「イライラする、怒りっぽくなる」などの精神症状や、「頭痛、倦怠感、ふるえ、徐脈」などの身体症状が現れます。そのため、禁煙しようとしても上手くいかないことが多いのです(意志が弱いからではありません)。さらに受動喫煙といって、家族が健康被害を起こす危険性があります。具体的には、配偶者の肺癌や、子供の喘息が問題となっています。
敷地内禁煙の当クリニックでは、以下の4つの条件を全て満たす場合は、健康保険を使った治療が受けられますので、ご相談ください。
寝ている間に呼吸が止まったり再開したりを繰り返します。眠りが浅くなり、昼間も眠気を覚えます。車の運転中に眠くなると危険ですし、高血圧症、心不全、糖尿病の発症や悪化にも関係していますので、治療が必要です。病気発見のきっかけは、家族に「睡眠中に大きないびきかく」ことや「睡眠中に呼吸が止まっている」ことを指摘されたり、本人が日中の眠気や疲れやすさを自覚したりと様々です。
診断は、まず自宅で酸素濃度と脈拍数を一晩中記録できる簡単な器械を使って行います。次に、実際に呼吸がどの程度停止し、酸素濃度がどの程度低下しているかを記録できる器械を装着し、検査を行います。
治療は、重症の場合、鼻に装着したマスクから空気を流し、「空気の柱」を作ることで閉塞を解除するCPAP療法(シーパップ療法)の適応となります。
慢性呼吸不全は、肺の機能が低下し、体内に酸素を取り込めなくなるため、動いた時に呼吸困難が生じます。原因は、肺気腫(COPD)、肺結核後遺症、肺癌などの慢性の呼吸器疾患です。
治療は酸素吸入です。以前は入院して酸素吸入を行うしか方法がありませんでしたが、現在は「在宅酸素療法」といって、自宅や外出先でも酸素療法が行えるようになりました。在宅酸素療法を行うことで、生命予後が改善されるほか、QOLの改善にも役立ちます。在宅酸素療法を行う場合は、同時に運動療法や栄養療法も行うことが大切です。