2015.04.29(更新日:2015.04.29)
アレルギー検査の結果説明を行う時に、陽性となったアレルゲンの中には、聞き慣れないものがあります。
ダニ、ハウスダスト、スギ、小麦、エビ、カニなどは、イメージが湧きやすいですし、
屋内環境を整える、陽性となった食べ物を避けるなど、具体的な対策が立てられます。
一方で、ハンノキ、カモガヤ、オオアワガエリなどの花粉が原因となる吸入アレルゲン、
カンジダ、マラセチア、ピティロスポリウムなどの人の体に常在してアレルギーに関与する微生物、
オボムコイド(卵白の蛋白の一成分)、オメガ-5グリアジン(小麦の蛋白の一成分)などの食物アレルゲン、
ハンノキ、シラカンバ、キウイ、リンゴ、バナナなどの口腔アレルギー症候群に関連のあるアレルゲンは、
日常生活では、あまり馴染みがないと思います。
個々のアレルゲンがどのようなものかが分からないと、イメージが湧きませんし、具体的な対策がとれません。
これでは、せっかく受けて頂いたアレルギー検査がもったいないと考え、アレルゲンの一覧表を作成しました。
作成にあたり、簡単で覚えやすく、検査項目と照らし合わせながら見やすいことを優先しました。
150429arerugenn.pdf ←ここをクリックして下さい。
花粉症のアレルゲンは、写真があると一層分かりやすいのですが、実際問題として、道端を歩いている時に、
遠くから見るのと、近寄って見る(近寄ってはいけませんが)のとでは、かなりイメージが異なりますので、
植物に詳しい人でないと、載せてもあまり役に立たないかもしれないと考え、今回は省略しました。
希望があれば、検査会社が配布しているパンフレットをお見せします。
また、インターネットでも検索できます。
当院のみならず、他院でアレルギー検査を受けられた患者さんも参考にして頂ければ幸いです。