2012.09.17(更新日:2012.09.17)
当院は呼吸器内科を標榜していることもあり、小児喘息の患者さんも受診されます。
患者さんの中には継続治療が望ましいと思っても、調子が良くなると治療を中断されてしまい、しばらくしてから風邪や気候の変化(特に季節の変わり目)をきっかけに、発作が起こってから受診されるケースがあります。
発作を起こした子供さんが辛い思いをされているのを見ると、「症状が落ち着いても治療を続けましょう。普段の予防的治療が大切です。」というように、もっと丁寧に説明しておけば良かったと考えさせられます。一方、成人喘息の場合は、「高血圧や糖尿病と同じく、吸入ステロイドを中心とした長期的な治療が必要。」と自覚されている患者さんが多いようです。
小児喘息の治療は、成人喘息と同様に、「喘息ガイドライン」を参考にして行います。現在の小児喘息ガイドラインの最新版は、「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2012」です。この機会に小児喘息について、ガイドラインの内容も盛り込みながら解説します。
なお喘息の治療に欠かすことの出来ない、吸入療法についても説明しました。
長い文章で申し訳ありませんが、喘息の子供さんがおられる方は、御一読頂けますと幸いです。
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