明けましておめでとうございます。
今年の正月は雪が積もらず、ありがたいと感じています。
雪かきから解放され、代わりにウォーキングで身体を動かしています。
歩き始めは寒いのですが、10分もすると寒さは感じなくなります。
また30分以上歩くと、ウォーキングを終えてからも、足先や指先の血行が良くなるようで、暖かく過ごすことが出来ます。
最近出版された「寝たきり老後がイヤなら毎日とにかく歩きなさい!」(著者:安保雅博、中山恭秀)という本を待合室の本棚に置いております。
「寝たきりにならないためにはどうしたらよいか」「ピンピンコロリになるにはどうしたらよいか」など、患者さんが普段から関心を持っていることを中心に書かれています。
少し紹介しますと、外出が難しい高齢者でも、屋内で少しでも歩き回り、身体に負荷をかける工夫が書かれています。
また、「膝が痛くて歩けない(歩きたくない)」と言われる患者さんが多いですが、市販のサポーターを効果的に使う方法が書かれています。
さらに、「水中ウォーキングは絶対おすすめ」という見出しで、水中のメリットが詳細に記載されています。
○浮力:関節にかかる負担が減り、重たい足も簡単に持ち上げられる。
○水圧:血管が刺激され、血流が良くなる。心肺機能が活性化する。
○水温:水温は体温より低く、体温を上げるためエネルギー代謝が活発に。
○抵抗:水の粘性により、陸上と同じ動きでも運動強度が上がる。
当院に受診される患者さんで、家で水着を着た上から服を着て診察に来られる人もおられます。
診察後、近くの「ゆうゆう健康館けたか」のプールに行かれるためです。
皆さんも自分の体力や生活リズムに合った運動を見つけられてはいかがでしょう。
本年もよろしくお願いいたします。